第12週(7月02日)

 第12週は、「雑貨と社会とデザイン」というテーマで、(株)タピエの玉井恵里子さんにご講演いただきました。

 今回の講演で特に重要だと思ったことが2つあります。

 1つ目が、世の中の変化に対して、ただ美しくするだけでなく、どうやって新しい解決方法を探り、新しいプロセスを想像することです。

現状、既存のデザインプロセスに基づきデザインのアウトプットを行っていますが、そのプロセスに対して疑問を抱いたことが少ないため、今後はプロセスに対しても疑問を抱いていることがとても重要だと感じました。

 2つ目が、講演の中で出てきた、「目憶力」という力を強めることです。

これは、目利きの力で、自分に足りていない力だと思います。よく、先生に「君は本読まなすぎだね」と言われているのですが、まさにこれのことだと思いました。今後は、ただ本を読むだけでなく、日々のいろいろなものに変化を加えていきたいと思いました。

 

第9週(6月11日)

 第9週は、「プロダクトと社会とデザイン」というテーマで、西村拓紀デザイン(株)の西村拓紀さんにご講演いただいた。

 授業を通して感じたことが、どのようにしてユーザーに接触して、自分たちの中に巻き込んでいくのかの仕組みを考えることがとても重要と言うことです。

 西村さんの問いとして、「企業にいたら完成したもの(結論)が出てくる」「一人で何か完結できるのか」があげられました。まだ実感はありませんが、社会に出たらそうなるのは嫌だと思いました。現状だと、企業プロジェクト等で調査〜開発まで自分たちが行っているが、ユーザーにモノ(価値)を実際に届ける場には自分たちがいないことはすごく歯がゆいと感じています。

 見習いたいと思ったことが、「バイヤーが言ったことを商品に反映する」という取り組みです。これは、都内でイベントを行った際に行われており、いつの間にかバイヤーがチームに入っているといった仕組みができているのが仕組みが素晴らしいと思いました。

 もう1つ見習いたいと思ったことが、プロトタイプを発表する際に動画を作るということです。そこで得られたユーザーの声を反映すれば、販売前に「ユーザー層」が出来上がるといった仕組みです。

 自分も将来、どこかの企業さんに就職すると思いますが、この考えを大切に活動していきたいと考えています。

第8週(6月04日)

 第8週は、「防災と社会とデザイン」というテーマで、株式会社morning after cutting my hairの田中美咲さんにご講演いただいた。

 田中さんは、「防災ガール」に取り組んでおり、今までは行われていなかった「防災グッズをおしゃれにする」といった活動に取り組まれているだけでなく、より多くの方々に「防災」について知ってもらえるようなイベントを開催している。

 初期の頃は、「防災をおしゃれにするなんて変」といい評価がなかったが、「防災の見直しと再定義」といった、旧来の 「中身のない防災対策」と違ったところが評価されたそうです。

 授業を通して、自分たちが何をなしとげたいのか、どのエリアでチャレンジするか、どんなスタイルで実行したいか、どうありたいかという4つの要素が大切ということがわかりました。

第6週(5月21日)

 第6週は、「難民と社会とデザイン」というテーマで、NPO法人WELgeeの渡辺静花さんにご講演いただいた。

 まず、授業の最初の方に「日本に難民はどのくらいきているか」という質問があったが、それを通して笑いが取れたので僕は満足です。

 難民という言葉は知っていたが、具体的な「難民」の定義や、どういった環境に置かれているのかは全く知らなかったので、知るいい機会となりました。

 まず、難民が世界に6500万人もいることに驚かされた。理由は様々だが、「民族やアイデンティが理由で迫害があった」「紛争がひどくなって国外へ移動した」などがあげられた。

 感銘を受けたのが、「難民」が持っている能力(プログラミング等)をしっかりと活かし、それをどのように生かすかを考えて課題解決に向かっていることだ。今までは見向きもされなかったことを、しっかりと見るこが大切だとわかりました。

第5週(5月14日)

 第6週は、「地域と社会とデザイン」というテーマで、インターソシア合同株式会社の梶川伸二さんにご講演いただいた。

 梶川さんは、様々な視点で「まちづくり」に取り組んでおり、とても興味深いお話でした。

 まちづくりを景観を中心としたにぎわい、都市交通、安全安心、環境共生、UDの5つに重点をおいてデザインを行っているそうです。

 また、講義を通してコミュニケーション能力の重要性を改めて実感した。一つの視点だけでなく、多方面の視点からデザインの評価を行えることが、新しい価値を生み出すためには必要だと考えられる。

 

第4週(5月07日)

 第4週は、「スタートアップと社会とデザイン」というテーマで、Mistletoe(株)の先名康明さんにご講演いただいた。

 今回の講義は、ただノートを取るのではなく、印象に残った「キーワード」だけを書いて欲しいといっていたので、そこを意識しながらメモをとっていった。

 スタートアップについては、言葉は知っているが具体的に何をするのかは知らなかったのでいい勉強になった。

 まず、大切なこととして「夢を持った人たちで始める」といったことが大切だとわかった。スタートアップを始める理由として「お金がほしいから」ではダメで、「世界を変える」くらいの野心が必要だということだ。

 これから社会に出ていく上で、自分なりの「野心」を大切にしながら働いていきたいなと感じた。

第3週(4月23日)

 第3週は、「ビジネスと社会デザイン」というテーマで、(株)AIトラベル代表、山崎研究室OBの藤原由翼さんにご講演いただいた。

 学生時代は、アルバイトで出会い系サイトの写真の加工を行っていた。その際、ただ仕事をするだけでなく、自分なりのアプローチで取り組むことで、「男性は鎖骨をみる」をいう他の人が気づかなかったことに気付いたそうです。こういったことが、デザイナーが経営者をする際に必要な要素だと思いました。

 今のうちに営業をしておいたほうがというアドバイスもとてもありがたかった。デザイナーの立場だけでは、ユーザーには近づけないので、営業として「この製品のここがいい」と伝えられることがとても意義あることだと感じた。

 ユーザーだけでなく、経営者に物事を伝える際にも、ただ伝えるだけでなく「ピクト図解」をいった相手によりわかりやすく伝えるためにどのような工夫を行えばいいのかという話も、とても勉強になりました。